社会にでて発達障害と気付いた話
みなさんは発達障害についてご存知ですか?
発達障害はADHD(注意欠陥多動性障害)やアスペルガー症候群などがあります。近年メディアでも取り上げられるようになりこのワードをきいたことのある方がいらっしゃるかもしれません。
特に私はADHD(注意欠陥多動性障害)の傾向が
強く毎日劣等感を抱えながら日々を過ごしています。
今日はADHDにおける私の仕事上の困りごとを
記したいとおもいます。
まずADHDのとは注意欠如・多動性障害のことをいいます。
主に特徴としては
①多動性②衝動性③注意欠如の3つです。
①多動性は落ち着きがなかったりじっとしていられなかったりします。
②衝動性は衝動的な言動をしてしまいます。
③注意欠如は集中力が続かないことやすぐに注意が逸れてしまうことを指します。
ADHDは周囲の理解や支援があれば特性をうまく活かすこともできます。
しかしそうでない場合、仕事での失敗が重なると徐々に自信を失い生きていることが辛くなってきます。
現に私が今その状態です(´ー`A;)
いくつか仕事での困りごとをご紹介したいとおもいます。
まず私はドラッグストアで働いています。
ドラッグストアでは様々な仕事が日々発生します。
電話応対や返品対応、売場作成、お客様案内など
多岐にわたります。
どの業務も臨機応変さを求められます。
1つずつ具体的な例をご紹介したいとおもいます。
まず①電話応対では人の話を頭で理解しながら、メモをとらなければいけません。とても苦手な業務です。メモをとるのに必死になりつい相手の気持ちを汲み取れなかったりします。
②売場作成では指示書をみながら必要な重機を揃え、実際に売場を作っていかなければなりません。
しかしながら指示書もみてもちんぷんかんぷんでどこにどれをおいたらいいのか、どの機材が必要なのかわからないことだらけです。そのため誰かに教えてもらう必要があります。そうすると今度は自分はいま、どこがどうわからないのかを相手に簡潔に伝えなければなりません。それができないのです。どこがわからないかうまくつたえることができないのです。あたまの中はぐちゃぐちゃでなにをどう伝えてよいかわからずパニック状態です。
仮に伝えられても、今度は相手の説明の理解に苦しみます。しかしながら何度も同じ質問をするわけにはいかずわかったふりをして仕事にもどります。
でも結局仕事は進まず、渋い顔をされ自信をなくすわけです。とても悪循環です。一生懸命やっているのに人よりできなくて、なぜこんなにもできないのか自分でもわからずとても取り残された気分になります。
③お客様案内では商品の場所をたずねられます。
よく問い合わせのある商品ならいいのですが、取り扱いのわからない商品はパソコンで調べなければなりません。調べてもわからない場合は他の従業員に尋ねなければなりません。調べて売場へもどってくるとお客様がみあたりません。しかしどのお客様だったか忘れています。もっといえばどんな顔のお客様だったか覚えられないのです。そのためお客様を探すのに時間がかかり、とても怒られたこともあります。
このように1つの業務でも、様々なプロセスを処理しなければならないため常に頭はパニック状態です。
このようにADHDの人は複数の仕事を同時にこなすのが苦手なのです。
しかし多くの職場ではこのような場面が多くありADHDの人は生きづらさを常に抱えています。
思えば幼少期こんなことがありました。
・小学校までサンダルで登校してしまう
・よく忘れ物をする
・人の話をきいていない
・人の話を理解できず天然といわれる
・辞書が引けない、時計がよめない
子どものころは笑ってすまされました。
それは周りに助けてくれる人やそれを個性として
理解してくれる大人たちがいたからです。
でも社会にでたら、「ちょっと変わった人」というレッテルを貼られるようになりました。
距離をおくようになった人もいました。
仕事が終わり帰宅する最中、運転しながら、
自然となみだがこぼれます。
帰宅してお腹はすいているけれど、いざ口に食べ物を運んでもなんだかむねが苦しくて喉を通らないこともあります。鏡をみると頬が前より痩せこけていて顔つきも険しくなっているのです。
いま、転職を検討中です。現実は甘くないことは重々承知しています。でもこんな自分を受け入れてくれる職場があったらと探している最中なのです。
仕事が見つかるまでは今の仕事を全うするつもりでいますが、さすがに心も身体も疲弊しています。